輪ごむ鉄砲、ロボットハンド、ダンボールハウスなど工作し放題
cocom Lab 大宮教室の片寄です。
工作、楽しいですよね!
小学校4年生からクラブ活動が始まりますが、僕は4~6年の3年間、ずっとペーパークラフトクラブでした。
ダンボールに設計図を貼り、たくさんのパーツをカッターで切り出し張り合わせていく工作で、恐竜、動物、スペースシャトル、飛行機などが作れます。
当時、家にたくさんの作品があったことを覚えています。
cocom Lab 大宮教室には、工作を得意とするスタッフが複数います。
急に工作教室が始まることも、よくあります!
ロボットハンドで人間の構造をまなぶ
5月1日はさいたま市民の日で全校がお休み。2日は振替休業日となった学校もあり、企画の1つとして、
段ボールで作る! 動く、飛ぶ、遊ぶ工作 ―身近な材料で学ぶエンジニアリング
という本を購入しました。
学習時間の中で読書をしても良いことにしていますので、cocom Lab 大宮教室には250冊くらいの様々な本があります。
子ども達は普段からよく読んでいるので、新しい本が1冊でも追加されるとすぐに見つけ出します。
今回もさっそく2人ほど、「このロボットハンドが作ってみたい!」と言っていたので、学習後の自由時間につくってみました。
(出来上がった作品の写真は、撮り忘れました。。。)
出来上がったロボットハンドで物を掴もうとしても、スルッと抜け落ちてしまいました。
指の関節部分の切り込みが浅く、握れていない状態だったんです。
僕が答えを言うのは簡単ですが、できれば自分で気が付いて欲しいので、「自分の指と見比べてみて?」と声掛け。
普段、指の関節なんてまじまじと見ることはありませんよね。
この子は、10分くらい自分の指の動きとロボットハンドの動きを見比べて、自分の手でも物を掴んでみて動きを観察し、こうかな?ああかな?といろいろ考えを巡らせて、僕も少しヒントを出しながら、「指の曲がる確度が違う?」にたどり着くことができました。
こういう時の集中力と探求心には、驚かされます。
小学校3年生なりに自分の知識をフルに使って、これまで考えたことのないことを考える。
このような経験が、もしかしたら将来の新技術の開発につながるのかもしれませんね。
カッターが使えれば、作れるものの幅が広がる
ロボットハンドに比べると簡単ですが、輪ごむ鉄砲もよくみんなが作りたがる物の1つです。
この輪ごむ鉄砲は、トリガーが動くようになっていて、引くと輪ゴムを発射できます。
可動部分がある工作は難易度が上がりますが、「なぜ?」を考えるとても良い機会になります。
作り方や設計図は、こちらのyoutubeで確認できます。
普段、youtubeで動画を見ることは認めていません。教室にはパソコンはありますが、テレビもDVDもありません。
スタッフが内容を確認することを前提に、こうした工作や折り紙などの動画は例外的にYoutubeの視聴を認めています。
ダンボールは、ハサミで切ると曲がったり、つぶれたりするので、カッターの方が綺麗に切り出せます。
刃物なので取り扱いには十分に注意することと、刃の向き、刃の長さ、進める方向、おさえる手の位置、定規と一緒に使う方法など使い方はしっかり教え、使う時はスタッフの近くで使うことをルールとしています。
もちろん、怪我をすることはあります。
その場合はばんそうこうで応急処置をし、保護者さまにはお迎えの際に報告します。
自分で作りだすということ
物理的なモノも、Webやパソコン上で動作するシステムも、人間が作り出したモノです。
普段は「利用する側」ですが、こうした工作を通じて「作る側」を体験してみると、もしかしたらその体験がその子の未来につながるかもしれません。
何が未来につながるかはわかりません。
できるだけ様々なことに触れさせ、知る機会、考える機会を作ることで、可能性の幅が広がればと考えています。